横浜 iPhone 勉強会
#yidev
横浜 iPhone 勉強会を開催しました。
横浜 iPhone 勉強会 - 第16回勉強会を開催しました #yidev
に、横浜馬車道のI.S.O 横浜 でyidev 第16回勉強会を開催しました。
これまでは@cocoponさん が主催を務めていましたが、今回から自分が引き継がせて頂けることになりまして、今回がその第1回目ということになります。
そこで今回は自己紹介として、簡単ながら勉強会の紹介も兼ねて、次のスライドを作ってオープニングで使わせて頂きました。
ちなみに@cocoponさん はyidev の2代目の主催者になります。初代主催者は@takayamaさん で、このお二方によって、今この瞬間までのyidev が大切に築き上げられてきました。
好きな言葉
今回の勉強会を準備するにあたり、これまでのyidev のこれまでを振り返ってみていたのですけど、そんな中でとても心に留まる言葉を見つけました。
講習会じゃないからね :D
この言葉は横浜iPhone勉強会 yidev 第2部完 〜 思い出語りと勉強会主催のススメ | ここぽんのーと で@cocoponさん が@takayamaさん の言葉として引用されていた言葉でしたが、これを見ていい言葉だな… って感じました。
だれかが講師で誰かが生徒とかじゃない、教えてくれるのを待つばかりではなく、みんながみんな知恵を持ち寄ってみんなで楽しく向上して行けたなら、それがいちばん勉強会らしくていいなって思います。
そんな言葉が大事にされていたことは、これまでのyidev を見ていればはっきり分かります。これからもこの言葉を忘れずに開催して行けたらいいなと思ってます。
勉強会、超楽しい
オープニングスライドで紹介させて頂いた勉強会は、規模はさまざまながら、どちらもこれまでのyidev と似た方向性の学びの広場ですので、そんな勉強会に興味のある人はぜひ、参加してみてください。
紹介させて頂いた中で募集中の勉強会がありましたので、紹介させて頂きますね。
初の主催を振り返って
さて、自分にとっては初の勉強会主催、そもそも何かの会を主催するのも初めでで、いろいろ勝手が分からず終始あたふたしてましたけど、みんなが率先して手伝ってくれて、おかげで無事に閉幕を迎えることができました。
反省や感謝も兼ねて少しだけ振り返ってみようと思います。
会場準備を手伝ってもらい
たとえば最初の準備のときは、早い時間に@haranicleさん と@hirobeさん が駆けつけてくれて、会場作りを率先して手伝ってくださいました。さすがは主催経験豊富な彼ら、ものすごいほどの早さで会場準備を整えてくれたのでした。
むしろ自分が「手伝う」隙もないくらい、まさに台風も顔負けの怒涛の勢いに感動しました。自分もあんなふうに早く手際よく、準備できるようにならないといけませんね。ありがとうございました。
進行を支えてもらい
勉強会が始まってからも、発表してくれた人に対してみんながいろんな話題を投げかけてくれたり、発表者が嬉しくなれる声を届けてくれたり、とても心地良い雰囲気で会は進んで行きました。
最後は少し時間が余ってしまいましたが、余った時間もみんなで楽しく話しに花を咲かせてくれていて、ありがたい限りでした。そしてこういう談笑の時間も、やっぱりいいなって感じました。
自己紹介もテンポ良くて
そうそう、それと自己紹介の時間も快調でした。
yidev では始まってすぐの自己紹介が恒例になっていて、そこでポジションペーパー という自己紹介シートをスクリーンに映しながら行われることもありました。
ポジションペーパー
このポジションペーパー なんですけど、yidev を振り返っていたらそもそもが、参加人数の増加と共に顕れた自己紹介にかかる時間の短縮化を目的として始められたものだそうでした。
それならぜひ自分もそれを取り入れようと、みんなに用意してもらったんですけど、今回はあまりにみんなが上手に自己紹介を進めてくれて、むしろ表示させてる方が時間がかかってしまうくらいの勢いでした。せっかく用意してもらったのを使えなくてすみません。
でもこの感じなら、ポジションペーパー はなくてもなんとかなりそうですね。次回は用意してもらう必要があるか、ちょっと考えてみたいなって思いました。
自己紹介の時間
いずれにしても、やっぱりこの自己紹介って良い時間だなって感じます。これがあると、空気が和んで良い距離感になるような気がして。
それなりに時間は取るので人数が多いとしたくてもできないジレンマもありそうですけど、今のyidev の27人規模であれば絶妙な具合で実現できそうですね。この規模感も大事にできたらいいのかなって感じました。
談笑時間を助けてもらい
そしてそんな余った時間で、ひとりひとりを回りながら会場費を集めさせて頂いたのですけど、これがまた自分にとって良い感じでした。
それぞれのみんなと少しだけ、ゆっくり会話ができる時間が持てたんですよね。そしてさすがは好きで集まる者たち同士、言葉を交わすときの表情がとても活き活きしていて、とても嬉しくなれました。
それと自分は申し訳ないほどに、自分はけっこう人の顔や名前を覚えるのが苦手で、同じ人と何度も「はじめまして」をしてしまうことが多いんですけど、今回は普段よりはだいぶ印象に残せたような気がします。
でもほんと、別に誰が主役とかそういう会ではないですけれど、みんなとお話しできる機会を持てて良かったなって感じました。 そしてその間、それぞれはそれぞれで話に花を咲かせてくれていて、とても嬉しい心地でした。
片付けもしっかり助けてもらい
片付けもみんなのおかげであっという間に完了でした。片付けの手伝いをお願いして、Wi-Fi ルーターとか自分の身近を片付けて顔を上げたらもう元の景色に戻っているとか、その素早さに内心かなり驚いてました。
さらには@haranicleさん が、まるで自分の勉強会であるかのように忘れ物チェックに目を光らせていて、なんだかんだで気が焦っていた自分をしっかりサポートしてくれました。
片付けについては準備の前に会場の写真を撮っておいて、最後にそれを見せて復元をお願いしたんですけど、これだけ唯一、うまくできたかなって思えるところでした。自分が逆の立場だったとき、元の状態がわからなくて苦い記憶があったので、今回ちょっと写真を撮っておいたのでした。
しかし、みんながすごい…
そんな感じで終始手伝ってもらいながらの開催でした。
そしてそんな中で思ったことは、みんな行動力がすごい、ということ。冗談抜きで自分の倍以上の早さで行動されていて、その手際の良さに惚れ惚れするばかりでした。自分もこれから経験を重ねて、手際の良さを学ばなければいけませんね。
そんなみんなの姿を目の当たりにして、たくさんのことを勉強させて頂きました。
勉強会 のススメ
ともあれほんと、勉強会っていいですね。参加してみんなの楽しそうな様子に触れるだけでも嬉しいですけど、発表側に回ってみたり、発表者やほかのみんなと一緒になって興味ある話題で盛り上がってみたりして。
このyidev では、そういう雰囲気がみんなに大事に受け継がれていて、今回もとても温かい雰囲気のもと、楽しい勉強会を過ごすことができました。これってとてもありがたいことです。
勉強会 の醍醐味
ところで勉強会の醍醐味ってたくさんあると思うんですけど、その中でも交流と情報交換、熱意の伝播あたりが特に大きいんじゃないかと思うんですよね。
だから誰が発表者、誰が聞き手に分かれるではなく、みんながみんな一緒に混ざって興味があることを話してもらえたらいいなって思うのでした。
発表者は常に募集中
発表者はきっかけを運んでくれる人、だからぜひ「自分は発表なんてとてもとても」とか思わないで、いろんな楽しかったことを発表してもらえたらいいなって思います。
基本30分で枠を取っていますが、10分でも20分でも大丈夫なので、ぜひ次の機会にでもまた挑戦してみてくださいね。
勉強中なのだから間違ってたって当たり前、先生になる必要は全くないので、感動したことや悩んだことを、ぜひぜひ聞かせてくださいませ。
たとえば今回の発表でもあったようにやってみたらこうなった。もっと良い方法があったら教えて欲しい
ですとかこんな技法を知って勉強してみたけれど意外と適用できなかった。でもこんなところは良いんじゃないかな
ですとか。
そういう発表でぜんぜん歓迎ですし、それこそ勉強会に相応しいテーマかなって思ってます。
前向きな気持ちに遠慮は無用
ところで今回、幾らかの人から『有名な人が補欠に回ってしまって申し訳なかった』ですとか『自分みたいな人が発表枠をもらっていいのか』みたいな言葉を頂く機会がありました。
誰かへの心遣いという面では気持ちはよくわかるのですけど、ぜんぜん気にしなくて大丈夫です。
そんなことで誰も誰かを恨まないので、心配しないで「参加したい!」と思ったらする、「発表したい!」と思ったらする、自分の意思で「楽しい方」を選んでもらえたら嬉しいです。むしろその方が、みんな喜んでくれるはずです。
発表内容のまとめ
そんな感じでとても楽しい勉強会でした。初めての主催で不慣れもあってか、最初から最後まで気が抜けず、ずいぶん疲れましたけど、開催できて、無事に終わって良かったなって思います。
主催という立場に回って、みんなのありがたみを感じるんだろうなと想像してはいましたけれど、それを遥かに上回るありがたみを感じて、それがとても嬉しい誤算でした。やっぱり、やってみないと分からないことってありますね。
さて、最後になりますが、今回の勉強会の内容を振り返ってみたいと思います。
handoff について
@sonson_twitさん が iOS 8.0 や OS X 10.10 の新機能handoff を発表してくださいました。
handoff というのは、iOS 8.0 やOS X 10.10 とでアプリを相互に運用する仕組みで、それを自作アプリで利用したりするのに必要な基礎知識が丁寧に紹介されていました。
さすが複雑な新機能だけあって地雷が山ほど見つかるようで、こうして体験してみないと分からない数々の難題が次々と飛び出しました。これはとても貴重な発表でした。実際の動作もたくさん織り交ぜてくれて楽しかったです。
Custom Keyboard について
@haranicleさん からは iOS 8.0 で注目の新機能カスタムキーボード のお話がありました。
きっとたくさんの人がこのカスタムキーボード を作ってみたいと思ってるんじゃないかと想像してるのですけど、その手法とか制作を進める上でのポイントとかが丁寧に整理されていて、カスタムキーボード の入門にふさわしい内容でした。サンプルに出てきたSushi Maniax キーボードのセンスがまた最高です。
そしてカスタムキーボード といえば@k_katsumiさん も詳しくて、この発表の中で互いに情報交換される様子がとても心に残りました。
UI テストの決定版
@kitasukeさん からはKIF というツールを使って UI のテストを効率良く行おうというお話でした。
Uiテスト@yidev from Yusuke Kita
自分は UI テストにぜんぜん親しんでいなかったので、見ること聞くこと、全てがとても新鮮でした。
Xcode でユニットテストを実行すると画面が自動でサクサク遷移していく様子の爽快さとか、遷移する中で画面をキャプチャしてまとめて効率良く比較するテクニックとか、面白いお話をたくさん聞かせて頂きました。
ちなみに発表者の@kitasukeさん は、超ものすごくApple Watch 推しで、スライドの中でも何度も何度も登場しました。ちなみに自分もApple Watch 超絶推しです。役に立つかは未知数ですが、そんなことはどうでもいいのです。
スクショから始まるデバッグについて
@dealforestさん は、デバッグというシーンにおけるスクリーンショットの有効活用という観点での模索とひとつの成果の発表でした。
画像だけでは分からない、内部情報も一緒に集められたら。そこに行き着くまでの経緯と、その夢を結集して実現させたライブラリdealforest/DFTDebugScreenshot の紹介がありました。
みんなの関心も高かったようで盛り上がり、新しい機能や既存機能の創意工夫がその場で進められて行く様子がとても素敵でした。
SpriteKit ゲームを Swift で書いてみる
@studioshinさん はSpliteKit ゲームアプリをSwift で書いてみるという、興味深いところを上手に合わせたテーマの発表でした。
これまでにObjective-C言語 で書いていたSpliteKit コードをSwift言語 で書いたらどうなるのか、それをひとつひとつ比べながら紹介されていて、とてもイメージしやすかったです。
ちなみにそんな発表の中で@studioshinさん
が文字列に @ 記号が無いのが気持ち悪い
とおっしゃってましたが、全くもって同感でした。みんなもほとんど同感みたいで、すっかりObjective-C言語
に毒されてるなと、微笑ましくも感じました。
ドメイン駆動開発 入門編
@cocominapさん からはドメイン駆動開発 のさわり的な発表がありました。
ドメイン駆動開発 とは何かから、ドメインを切り出すときの考え方、この手法を iOS アプリ開発に組み入れたとしたらどんなことが得られそうとか、そんな基本の部分を整理して紹介してくださいました。
自分はドメイン駆動開発 という言葉をこの発表で初めて聞きました。開発手法というものに普段なかなか縁がないので、こうやってその存在に触れられるというのは嬉しいものですね。
また、発表の中でドメイン駆動開発は iOS アプリ制作には当てはめにくい
みたいな話もありましたけど、そんな話をきっかけにしてみんなで楽しく議論が交わされ始めて、そんなところもとってもいいなって感じました。
まとめ/参加レポート
そんな感じで、普段から興味を持っていたことから初めて知ることまで、異文化に触れられることも勉強会の醍醐味ですね。参加者みんなに支えられて、とても楽しい会になりました。
そんな会の様子をいろんな人が丁寧にまとめてくれたので、最後にそれを列挙して今回のお話は終わりにさせて頂きますね。ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。