第7回 カジュアル Swift 勉強会を開催しました #cswift

カジュアル Swift 勉強会

2016年4月23日に『カジュアル Swift プログラミング勉強会』の第7回目を横浜の青葉台で開催しました。


に、横浜市青葉台の 青葉台レンタルスペース で『第7回 カジュアル Swift プログラミング勉強会 』を開催しました。

第7回 カジュアル Swift 勉強会 @ 青葉台 オープニング #cswift from Tomohiro Kumagai

この会で大事にしたいと思うことは、次の3つです。

今回は、いつも来てくださる顔ぶれに加えて、さらに新しい顔ぶれも増えて、毎回ながらにとても嬉しい限りでした。

ハイライト?

運営寄りな話になりますけれど、今回は本当にたくさんの人が訪れてくれて、とても幸せ心地でした。

自分も自分で勉強会を開くようになって実感できるようになったんですけど、当日に参加を表明してくださっていた 15 名もの人たちが誰1人と欠けることなく集ってくれるというのは奇跡的で、これだけでも幸せいっぱいです。そればかりか勉強会が終わった後に有志で集まる懇親会も、ほぼ全員と言って良いくらいの 13 名が訪れてくれて、この参加率もまた驚異的、とても嬉しい限りでした。

せっかくだから楽しくありたい、そんな想いをみんなに叶えてもらえた心地がします。

経験したことのない盛り上がり

勉強会もいつものように、ほのぼのした空気感に包んでもらえて嬉しい限りだったのですけど、さらにこの日の懇親会は、かつてない盛り上がりを見せておりました。

なんかみんなビールがとてつもなく進む、そんな会になりました。対して自分はプログラミングが進んで、ふと我に返って そろそろ〆ようかな? と思うと、ちょうど新たにビールを頼んでいる姿を見つけて 今だと悪いかな と思って少し遅らせ、後にまた〆ようと思うと、また誰かがビールを頼む姿を見つけて。文字通り、完全に〆るタイミングを見失ってました。

しかも何のいたずらか、その日の懇親会場は 青葉台店|横濱串工房 さん。午前5時頃まで開いている上、通された席は広々とした座敷席とか。いつもは 塚田農場 青葉台店 を予約してたのですけど、この日は予約がいっぱいでこちらにしたのでした。

そんな居心地の良さもあってか、大いに団欒できる時間になって、基本的にはみんなそれぞれバタバタと終電に慌てて帰っていく、みたいな会になりました。iOS 周りの勉強会でそういうのって少ないのもあって、みんなかなりの油断ぶり。そんな感じである意味とてもハードでしたが、とても楽しく、自分の中ではこれまででいちばん興味深い、そして充実した会になったように感じます。

そんな盛り上がりを見せながらも、破滅的になることもなく、みんな上品に楽しまれていた様子が素敵でした。

そして、感想

とはいえ、あまり懇親会の敷居を上げないように、みんなが気軽な気持ちで参加できるくらいの節度は忘れないといけないなーとも反省しながら。基本的には今までみたいに懇親会と二次会とをしっかり分けるスタイルが無難なのかもわかりませんね。

今回みたいな良さもうまく活かせたらいいなと思いながらも。

そんな感じで、これが今回の勉強会でいちばん心に残ったハイライト。どうもありがとうございました!

自分がやりたかったこと

さて、ぜんぜん勉強会のレポートになってないので話を戻しますけれど、この頃の自分は Swift の基本のところを振り返ってみたい と思うところがありました。

ひと通り Swift について学んで知ったつもりになっているけれど、今の知識で再び Swift の初歩から振り返ってみたら、何か掴めるものがあるのではないか、間違いに気がつくことがあるのではないか。その動機の特に中心にあるのが、先日 集まれSwift好き!Swift愛好会 #5 で話した プロトコル指向に想う世界観 に対する反応の中で『正しい理解の妨げになる』という意見を頂いたことが大きく心に残っていたりして。

自分の中ではそんな大それたことを考えたわけでもないし、これによって手に入れたものがたくさんあった、賛同してくれる人たちがいた。これを機にプロトコルについて興味を持ち、勉強を始めてくれた人たちがいた。そして、自分的には思いがけず、大きく意見が別れる人たちもいた。


理解って、なんだろう。

そんな思いが日に日に募って、それじゃあ、自分がこれまで見てきて、見つけてきた Swift のそれは、何が正しくて何が正しくないのか、一般的には。構造体はデータ型? クラスは状態を管理するもの? 列挙型は択一を意味する? 型自身が責任を持つ? プロトコルが描く世界とは。

これら、いや、もっとたくさんあるけれど、どれも Swift の声に耳を傾けていたら聞こえてきたもの。いわば、自分の頭の中だけで生まれてきたもの。それらは一般的に、正しい? 間違ってる? 正しいとしたら、それをどう担保するのか。誰かが言ってる? 一般にそう言われてる? 本人が言ってる? だったとして、それがどこまでの根拠になり得る? 私が思う…ってそもそもなんだろう。

まあ、ちょっと飛躍してますけれど、自分の中ではそんな感じ。なんとなく何かが掴めなくなってしまって、それもあって Swift を見直してみたくなったのでした。

そして自分がやったこと

そんな感じで動機はやや重苦しいものの、やったことは単純でして、かつて MOSA Software Meeting 2014 での発表資料を使って 登場して間もない頃の Swift を見て、みんなで今を振り返ってみよう という感じです。

2014年からSwiftを振り返る! #cswift from Tomohiro Kumagai

しかし自分が口を開くと話が明後日に向かって行くのか、このスライドの最初の『Swift の 4 つの特徴』のところを話したくらいで、持ち時間ギリギリの 2 時間ほとんどを使い込む形となりました。つまり盛り上がった、と言えるのかどうか。

このうちの特に Safe は思うところがいっぱいですね。自分的にはとりわけ良さが目立つように感じています。もうひとつ Interactive も盛り上がったところで、こちらは 営業トークなんじゃない? みたいな話になったりとかして面白かったです。その後はとりあえず、駆け足で Swift 概要 の終わりまで話を進めましたけど Objective-C without the C のところとかも含めて、もっとみんなと話したかった心地でした。

思い返せば、この4つを前にあれだけ談笑できる自分たちって、思い返すと不思議ですね。でも自分はこういう時間が大好きだなーとも思ってみたり。そんな感じで自分はとっても楽しく有意義に過ごさせてもらってましたけど、聞いてる側は果たして退屈してなかったか、そればかりは気がかりでした。

とりあえず、楽しんでくれた人を見つけてちょっと安堵感。ありがとうございました!

体重ウォッチにおける Realm と SwiftTask の活用

そんな自分の発表の後は @akio0911さん体重ウォッチにおける Realm と SwiftTask の活用 の話をしてくださいました。

@akio0911さん 謹製の 体重ウォッチ というアプリを主軸において、その設計のお話から ReactKit/SwiftTask の魅力満載な話へと移って。前回にも @akio0911さん に SwiftTask の素晴らしさを教えてもらいましたけど、改めて見てみても、このスマートな書き心地はなかなか楽しくなれそうですね。

そして最後に HealthKit 審査の闇みたいなところも窺えたりして、とても楽しい話題でした。


そんな話題の中で出てきた、次の言葉がちょっと興味を引いたのでメモしておきますね。

まとめ

これで、今回は予定していた発表は終わりでしたけど、その後もお二方が飛び入り発表してくださって、そんなところもまた嬉しいところでした。こんな風に気兼ねなく話せる場所になってくれたら嬉しいなって、その様子を眺めながら感じてました。

今回もみんなのおかげで、たっぷり楽しいひとときを過ごすことができました。どうもありがとうございました。最後に、今回の勉強会の中で呟いてくれたツイートをまとめたリンクを貼っておきますね。