GV-BCTV7/USB2 のドライバを更新してみる

HARDWARE REPORT


テレビチューナー GV-BCTV7/USB2

I-O DATA 社の GV-BCTV7/USB2 というテレビチューナを利用しているのでした。

以前にも EZ-NET: GV-BCTV7/USB2 でテレビを観る の最後で触れたように、メインで使っている PC でテレビを眺めていると、何故だか鈍く低くて強いエコーが入ってしまうことがあって、しばらくそのままにしておけばまた元に戻るのですけど、なかなか音声が聞きづらくて困ってしまうことが良くあったのでした。

そこでいろいろとやってみたのですけど、そのときに最新のドライバをインストールした際に USB 経由での音声キャプチャが出来なくなってしまったりしたので、今回はその辺りのお話を書いておこうと思います。

 

なお雑音の方なのですけど…、ドライバを入れなおした程度では改善されませんでした。

もしかすると GV-BCTV7/USB2 の USB オーディオを用いてキャプチャしている上に、再生も YAMAHA YST-M45D という USB スピーカを使って再生しているから…、ということを前回のお話の中でも言いましたが、これもどうやら関係ないみたいです。

というのも今回、ドライバの再インストールと合わせて、YAMAHA YST-M45D の接続方法を USB から AUDIO ケーブルに変更してみましたけど、依然として耳に障るような強いノイズが時々入ってしまいましたので。

この雑音はしばらくそのまま放っておけば治る感じなのですけど、やっぱり何かと面倒ですね…。

 

相変わらず Victor 社の Inter Link XP-MP741 へ接続する限りでは問題ないので、そうなると残すところの問題としては、CPU が Hyper-Threading として動作しているからか、またはデュアルディスプレイだからか、それともビデオカードの問題か…。

ビデオカードは AOpen 社の Aeolus FX5200-DV128 LP という製品を使っているのですけど、この環境で SQUARE-ENIX 社のオンラインゲーム FINAL FANTASY XI を実行すると、表示速度自体は非常に快適なのですけど、キャラクタの表示がチカチカしたり、ときどき一瞬だけ、画面がタイル状に乱れたりするのでした。

ドライバを更新したりはしたのですけど、そんな調子なので、もしかするとビデオカードの影響もあるのかもしれないです。

 

GV-BCTV7/USB2 のドライバを更新してみる

もしかしたらノイズの問題はドライバのせいもあるかと思ったので、最新のドライバがダウンロードできないか I-O DATA 社のサイトを調べてみることにしました。すると 2005/06/07 の時点で公開されていたのは Version 1.02 というドライバでした。

掲載日が 2004/09/01 となっていたので、もしかしたら既にこのバージョンのドライバが付属の CD-ROM に収められていそうな気がしつつ、付属 CD-ROM のバージョン表記を見てみると Version 1.03 との表記が…。

CD-ROM のラベルには ”サポートソフトウェア” のバージョンとして記されていたのでそのせいなのかとも思いつつ、とりあえずデバイスマネージャで、インストールされているドライバのバージョンを見てみたりしましたけど、結局は良くわかりませんでした。

ともあれ最新として公開されているのだから、これをインストールしなおす感じで作業を行ってみることにします。

 

サイトから最新のドライバソフト "gvbctv7u2_102.exe" をダウンロードして実行すると、ドライバセットアップソフト "DRIVER\SETUP.EXE" が手に入ります。

これを実行して 「インストール」 を行えば良いのでしょうけど、手順等が紹介されていなかったため、まずは 「アンインストール」 ボタンを押して、既存のドライバのアンインストール作業を行いました。

 

そして、初めてインストールしたときと同じ要領で、まずは GV-BCTV/USB2 を USB ポートから取り外してから、ドライバのインストールを実行しました。実行後に GV-BCTV/USB2 を再接続してみると、ハードウェアの更新ウィザードが表示されて、後はソフトウェアの自動インストールで問題なくドライバの組み込みが完了したように見えたのでした。

けれど、いざ DigiOn TVR L.E. を起動してみると、なにやら音声が再生されなくなってしまっていました。

 

キャプチャデバイスの設定を見てみると ”オーディオキャプチャデバイス” として、PC に搭載されているオーディオカードが指定されていたため、ここを USB オーディオに変更しようと思ったのですけど、確かに一覧には "GV-BCTV7/USB2" なる文字があったものの…、以前は違うものを選んでいたような気がしてみたり…。

ドライバが変わって表記が変わったのかとも思ってそれを選択してみたのですけど、やはり音声はなりませんでした。

 

GV-BCTV7/USB2 を利用した場合、USB 機器の ”ハードウェアの安全な取り外し” が出るはずなのにそういえば今は出ていないんですよね。

以前は取り外すときはここで "USB EMP Audio Device" を取り外すことを指定していたので、どうやら USB オーディオのドライバが上手く組み込まれていないような感じです。

 

コントロールパネルの ”コンピュータの管理” から、デバイスマネージャを開いて確認してみると、そういえばあったはずの、その "USB EMP Audio Device" が見つかりませんでした。

それらしいものを探してみると、一応は "USB オーディオデバイス" というものは存在していましたので、これが USB EMP Audio Device であると仮定して、ちょっとドライバをインストールしてみることにします。

 

"USB オーディオデバイス" の上で右クリックして ”ハードウェアの更新” を選択します。

そして、ハードウェアの更新ウィザードが起動したのでとりあえず自動インストールを行ってみたのですけど、これでは適切なドライバを見つける事は出来ませんでした。なのでいったん戻って「一覧または特定の場所からインストールする」 を選択して、次へ進みます。

ドライバを検索するかどうかの選択となるので、「検索しないで、インストールするドライバを選択する」 を選択して次へ進みます。すると互換性のあるハードウェアとして、"USB オーディオデバイス" と "USB EMP Audio Device" の 2 つが表示されていましたので、"USB EMP Audio Device" を選択して次へ進みました。

そして必要なファイルがシステムにコピーされ、問題なくインストールは完了となりました。

さっそくオーディオキャプチャデバイスとして "USB EMP Audio Device" を選択して音量などを調整してみたところ、問題なく音声が再生されるようになりました。

 

そんな感じでとりあえず音はなるようになったのですけど、ノイズの入る症状は改善されませんでした。

やはり相性か何か、別の問題なのかもしれないですね。とりあえず他に有力か解決策が思い当たらなかったので、しばらくは我慢して使用するしかなさそうです。