ログへの追記を監視する (CentOS 5.5)
ログに追記された内容をリアルタイムで確認する
Linux の "tail" コマンドや "less" コマンドでは、ファイルにデータが追記されたかどうかを監視して、その内容をリアルタイムに表示することができるようになっています。
これを利用することで、何かのデーモンプログラムの動作確認をログを確認しながら行ったりすることもしやすくなってくると思います。
例えば、"tail" コマンドを用いて追記がある度にその内容を画面に表示したい場合には、"-f" オプションを付けて、例えば次のように実行します。
tail -f /var/log/messages
このようにすることで、"/var/log/messages" ファイルの内容の最後の方を表示して、その後 "Ctrl+C" が押されるまで、内容が追記される度に、それが出力されるようになります。
また、ファイルを閲覧するページャープログラム "less" でも、追記された内容を監視することが可能です。
"less" コマンドを使用する場合には、次のようにして目的のファイルを通常通り開いた後で、大文字の "F" を押すことで、追記された内容を逐次表示する動作モードに切り替わります。
less /var/log/messages
大文字の "F" を押すと "Waiting for data... (interrupt to abort)" というメッセージが末尾に表示されるので、追記をリアルタイムに表示するモードに切り替わったことが分ります。
追う必要がなくなったら "Ctrl+C" を押すことで、通常の閲覧モードに戻ることができるようになっています。