別の macOS に OBS の設定を移行する。

ストリーミング

OBS でのストリーミングを別の macOS から行いたくなったため、プロファイルやシーンの設定をそのまま移行してみることにしました。


ストリーミング用のアプリ OBS を macOS 上の VMware で稼働していた仮想 PC 上の macOS に入れて利用していたのですけれど、設定を終えて実際に配信してみたところ、 相性の問題なのか Web カメラの動作が安定してくれない症状に見舞われました。

古い Web カメラだったので、新しいものに買い換える手も考えたのですけれど、 仮想 PC の制限的なところもあるかもしれなかったので、仮想 PC をやめて ホスト PC 自体の macOS で配信することにしました。

それにあたって、ホスト PC 上のOBS を設定する必要が出てきたのですけれど、 音声や映像の設定の他にも、シーン上で扱う画面キャプチャーなどの細々とした設定を 調整するのが手間だったので、設定ファイルを丸ごと移してみることにしました。

OBS の設定ファイル

OBS の設定ファイルを探してみたところ、macOS の次のフォルダーに設定ファイルが保存されている様子でした。

~/Library/Application Support/obs-studio

このフォルダー内には、ざっとみて、次のようなファイルが格納されているようです。

ファイル名 用途
global.ini ウィンドウの位置や、使用するプロファイルやシーン設定が格納されている場所など、OBS の全般に係る基本設定が格納されている様子です。
basic/profiles/ 配信サービスの設定やフレームレートなどの プロファイル に関する設定が格納されている様子です。
basic/scenes/ 各種シーンと、そこに配置されているソースの設定情報が格納されている様子です。

基本的に、これらの設定ファイルを移行すれば良いようです。

OBS のエクスポート機能

これらの設定ファイルは、OBS アプリに用意されているエクスポート機能を使って移行できるようになっていました。

プロファイルのエクスポートは、システムメニューの プロファイル エクスポート で行います。シーンのエクスポートも同様に、システムメニューの シーンコレクション エクスポート で行えます。

このようにしてエクスポートしたプロファイルやシーンは、別の OBS に取り込めます。ただ、 カメラやマイクのデバイス名や、画像リソースなどのファイル名はローカル環境の設定そのままなので、 インポート後にパス情報などを調整する必要が出てくるかもしれません。