SQL Server 2008 のクライアントツールをインストールする

SERVER


Microsoft SQL Server 2008 と Microsoft Visual Studio 2008

Windows 7 Ultimate (64bit) に Microsoft SQL Server 2008 のクライアントツールをインストールしようとした時のこと、次のようなエラーが表示されてしまいました。

ルール "Microsoft Visual Studio 2008 の以前のリリース" は失敗しました。このコンピュータには、Microsoft Visual Studio 2008 の以前のリリースがインストールされています。SQL Server 2008 をインストールする前に、Microsoft Visual Studio 2008 SP1 にアップグレードしてください。

詳細なレポートを見てみると、"VSShellInstalledRule" として 【失敗】 が検出されています。

自分の場合はここですっかり "Visual Studio 2008" と "SQL Server 2008" とを勘違いして混同してしまって、SQL Server 2008 の SP1 を先に充てようとしてみたりなど、ずいぶんと悩んでしまったのですけど、要は Visual Studio 2008 に SP1 を充ててから、SQL Server 2008 をインストールすれば良いようです。

実際に確認してみたところ、インストールされていた Visual Studio 2008 は SP1Beta とのことで、これを正式な SP1 にアップグレードした後で、SQL Server 2008 のインストールという運びになります。

 

Visual Studio 2008 SP1 をインストールする

Visual Studio 2008 SP1 のインストールに先だって、Visual Studio 2008 Service Pack 準備ツール をインストールする必要があるとのことです。

まずは、準備ツール "VS2008-PatchRemovalTool-x86.exe" を Microsoft 社のページ からダウンロードして実行し、不要な Beta 版のプログラムと更新ファイルの削除を行います。

自分の環境では具体的に、次の機能が削除されたとのことでした。

  • Visual Studio 2008 SP1 Beta
  • Silverlight Tools Beta 1
  • KB944899 V1
  • KB949325

 

なお、途中で "Microsoft Visual Studio 2008 Shell (integrated mode) - JPN" ディスクを挿入してくれとのメッセージが表示される場合があります。

これは SQL Server 2008 のインストール CD-ROM に収録されているプログラムのようですが、試してみた感じ、これを指定してあげても、準備ツールの処理が途中で失敗してしまう様子です。

もしもこのような症状が発生する場合には、PC にインストールされている "Microsoft Visual Studio 2008 Shell (integrated mode) - JPN" を自分でアンインストールしてから、再度、準備ツールを実行すれば大丈夫です。

 

Visual Studio 2008 Service Pack 準備ツールの実行が完了したら、続いて Visual Studio 2008 SP1 を Microsoft 社のページ からダウンロードして実行します。

ダウンロードした "VS90sp1-KB945140-JPN.exe" を実行したら、後はインストーラの手順に従って進めて行けば、Visual Studio 2008 SP1 のインストールは完了です。

後はこれで、Microsoft SQL Server 2008 のインストールも、スムーズに行えるようになりました。