Mac OS X Lion のインストール DVD-ROM を作成する

平成 23 年 7 月 20 日に、Apple Mac OS X の新バージョン がリリースされました。

楽しみにしていたところだったので、さっそく EZ-NET: Mac OS X Lion を USB ハードディスクにインストールする でお話ししたように、外付け USB ハードディスクに Mac OS X 10.7 Lion をインストールしてみたりしましたけど、今回の Mac OS X Lion は Mac App Store からのダウンロード販売のため、手元に DVD-ROM がありませんでした。

Mac App Store が使えるのは Mac OS X 10.6 Snow Leopard からなので、つまり Mac OS X Lion をインストールするには Mac OS X Snow Leopard 環境が必要なのかと思って調べてみると、どうやらダウンロードした Mac OS X Lion インストーラーから、インストール DVD-ROM を作れることが分かりました。

DVD-ROM の方が何かと便利なこともあると思うので、さっそく Mac OS X 10.7 Lion のインストール DVD-ROM を作成してみることにしました。

 

Mac App Store で購入した Mac OS X 10.7 Lion のインストーラーは、アプリケーションフォルダーに保存されているようでした。

こちらを開いて "Mac OS X Lion インストール" アイコンで右クリックすると、ショートカットメニューが表示されます。

そしてパッケージの内容を表示すると、"Mac OS X Lion インストール" に含まれるファイルデータ達がフォルダーとして開かれました。

この中の "Contents" フォルダー内の "SharedSupport" フォルダーを開くと、その中に Mac OS X Lion インストーラーのディスクイメージが "InstallESD.dmg" というファイルで保存されていました。

これを右クリックして、"このアプリケーションで開く" から "ディスクユーティリティ" を選択します。

すると、ディスクユーティリティが起動するので、左側のメニューから "InstallESD.dmg" を選択します。

ディスクユーティリティで "InstallESD.dmg" を選択したら、上部メニューから "ディスクを作成" をクリックします。

そうしたら、空の DVD-R メディアを入れてあげれば、ディスク作成の準備が整うので、【ディスクを作成】ボタンを押して "InstallESD.dmg" の内容を DVD-R メディアに書き込みます。

 

DVD-R が焼きあがったら、これで Mac OS X 10.7 Lion のインストール DVD-ROM は完成です。

出来上がった Mac OS X Lion インストール DVD-ROM をディスクドライブに挿入しても、デスクトップ上には内容が表示されないようでしたけど、ファインダーを開いてみると、"デバイス" のところにちゃんと "Mac OS X Install ESD" という名前で認識されていました。

この中から "Mac OS X Lion インストール" を実行すれば、Mac OS X 10.7 Lion のインストーラーが起動できます。

"C" を押しながら Mac を再起動すれば DVD-ROM からのインストーラーの起動もできました。DVD-ROM からの起動は驚くほど時間がかかって不安なところもありましたけど、とりあえずインストールができそうな感じまで起動しましたので、きっと正しく Mac OS X 10.7 Lion のインストール DVD-ROM が作成できていると思います。