"楽にネット" で SecurityException が必要と表示される

SOFTWARE REPORT


介護業務ソフト「楽にネット」で "操作には Security.Exception が必要" と通知された場合

介護事業の業務を支援するソフトのひとつに「楽にネット」というものがあります。

このソフトは ASP 形式になっていて、パソコンに専用ソフトをインストールしたら、後はインターネット上のデータサーバーへ接続して、介護ヘルパーさんのスケジュール管理や、介護報酬の計算や申請、利用料の銀行口座引落の申請、介護ヘルパーさんへの給与計算など、介護事業に係る業務を行うことができるようになっています。

 

これまで、この "楽にネット" を 介護業務ソフト "楽にネット" をインストールする でお話したように、Windows 7 (x64) にインストールして利用していたのですけど、"利用者情報" の編集を行おうとしたところで、次のようなエラーが発生してしまいました。

アプリケーションはセキュリティ ポリシーで許可されていない操作を行おうとしました。操作には SecurityException が必要です。このアプリケーションに必要なアクセス権限を得るには、システム管理者に連絡するか、Microsoft .NET セキュリティ ポリシー管理ツールを使用してください。

その原因を調べてみると、どうやら .NET Framework 1.1 の不具合によって発生しているもののようでした。

これを解消するためには "Microsoft .NET Framework 1.1 Hotfix (KB925168)" をインストールする必要があるようですけど、Microsoft 社のダウンロードページ http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=59b18749-74f9-4891-8cb5-b22970b58aa9&DisplayLang=ja では Windows Vista 用として、それが提供されている様子です。

そういえば、以前に .NET Framework 1.1 について調べていたときに、.NET Framework 1.1 は Windows 7 ではサポートしていないというような情報を見つけたことがありました。そうだとすると Windows 7 用のこの Hotfix (KB925168) を探してみても出てこないように思いますので、今回はこの Windows Vista 用を Windows 7 にそのままインストールしてみることにしました。

 

ダウンロードした Microsoft .NET Framework 1.1 Hotfix (KB925168) を実行すると、セットアップが始まります。

ここで【OK】ボタンを押して、セットアップを続けて行くと、少しして、インストールは完了しました。

そして、最後だけなぜか英語ですけど、ともあれ画面の指示に従って Windows を再起動すると、これで "操作には Security.Exception が必要" というエラーが発生することなく、利用者情報を閲覧することができるようになりました。