小型 USB スピーカー BSSP22UWH を使ってみる

HARDWARE REPORT


ヘミスフィア型 USB スピーカー BSSP22UWH

パソコンで音楽を聴こうと思い、余っていたアナログ接続の音量調節のできないスピーカーを接続したら音が悪すぎたので、新しいスピーカーを購入してみることにしました。

購入に当たっては、USB ケーブルひとつで電源も音声も取れる USB タイプのスピーカーを選ぶことにしました。

これまでも YAMAHA YST-M45D という USB スピーカーを利用していて、音に不満がなかったのもありますけど、やはり細くて絡まりやすいオーディオケーブルと電源ケーブルの 2 つを引き回す必要がないところが最大の魅力に思えます。

とりあえず、音に大きなこだわりはなかったので、安い商品の中から USB タイプのものを選んでみたところ BUFFALO のヘミスフィア型 USB スピーカー BSSP22UWH という製品が見つかりました。

ちなみに "セミスフィア" というのは "半球" という意味だそうです。

それが意味するかのように、丸型のきれいなスタイルのスピーカーで、青色のラインが通電時に光るようになっています。光る意味は分からないものの、明るい部屋で白い本体に似合う程度に光る様子は、なかなかきれいな感じです。

音量を調整する目盛もあるので、パソコンとスピーカーとの両方で音量を調整することができて勝手がいいです。

 

実際に使用してみた感じとしては、やっぱり USB ケーブル 1 つで配線が済んでしまうところは大きな魅力でした。USB ケーブルって柔らかいながらも適度な太さがあって絡まりにくいところも良い感じです。

Windows 7 (x64) に USB で接続してみたところ、すぐに利用できるようになりました。

もし他のオーディオデバイスがあるなどして、そちらで音がなってしまう場合は、"コントロールパネル" の "サウンド" で "2- USB Sound Device" を既定のデバイスに設定する必要があるかもしれません。

 

音質は普通といったところでしょうか。

音楽を聴くにおいても悪くないので、普通に音楽を楽しみたいという人には十分な性能のように思います。音に少しこだわりを持っている人には、もしかすると物足りないかもしれないですけど、自分自身が音にこだわりを持たない都合、どの程度の品質なのかは想像できないところです。

 

少し残念に思えたのは、スピーカーに電源が供給され始めた時に "プウォ" という音が、それなりの大きさで鳴ってしまうところでしょうか。音量調節で抑えられるものではなさそうなので、周囲を気にしてボリュームを低めにしても、周囲に聞こえてしまう感じです。

それと、タイミングにも依るようなのですけど、USTREAM で映像を再生している状態でスリープさせたりしたときに、スリープ移行後すぐにパソコンが復帰してしまうことが幾度かありました。

このスピーカーをつけるまではそういったことはなかったので、このスピーカーが何らかの引き金になっていることは間違いなさそうに思います。シャットダウンなら問題ないので、パソコンを普通に使っている分にはこれが問題となることはないかもしれません。

 

また、AC アダプターによる電源供給がされている USB ハブにこのスピーカーをつけてみたところ、シャットダウンやスリープ時にも青色の光がついたままになってしまいました。気にしなければいいのですけど、夜間などで部屋を暗くしたときにそこだけ青く輝いていて不思議な感じです。

同じように、パソコンを終了させても USB へ電源が供給される場合にも、ずっと青く輝いています。

 

そんな感じでいくつか気になるところはあるものの、見た目は思った以上に小さくすっきりしていて、悪くない感じです。

値段もとても手頃ですし、音も普通な感じなので、音に強いこだわりを持っている人でなければ十分な USB スピーカーだと思います。自分としては願わくば、通電時の音が消せれば完璧だったのですけれどね。