Mocha VNC Lite を用いて iPhone 3GS から Mac OS X の画面共有へ接続する
CLIENT
iPhone 環境で VNC クライアントを使用する
Mac OS X 10.6 へのリモート接続を可能にする で記したように Mac OS X 10.6 Snow Leopard で "画面共有" の機能によるリモートデスクトップ接続が可能となったので、iPhone からそれへ接続できるようにしてみることにしました。
iPhone で利用可能な VNC クライアントソフトとしては、平成平成 21 年 12 月 8 日現在、Mocha VNC Lite というものが無料で利用可能のようでしたので、AppStore からこちらをダウンロードして利用させて頂きます。
この Mocha VNC Lite について、使い方は特に難しいことはなく、"Connection" メニューから必要事項を登録しておけば、後は無線 LAN 経由等で簡単に VNC サーバーへ接続することが可能でした。
以下、設定可能な項目について、簡単に記しておくことにします。
VNC Server IP address 接続先の VNC サーバーを DNS 名または IP アドレスで設定します。
設定した DNS 名から正しく IP アドレスを取得できるかの確認機能も搭載されているようでした。VNC Server Port 接続先 VNC サーバーの接続ポート番号を設定します。通常は、初期設定の 5900 となります。 VNC Password 接続先 VNC サーバーに設定された、接続用のパスワードを入力します。省略することはできないようです。 Name (optional) 接続先一覧で表示する名前を設定できます。省略することも可能です。 Mac OS X Server 接続先が Mac OS X の画面共有の場合に ON にしておくと良いかもしれません。
ただ、設定画面には Use a Mac OS X keyboard と記されていますが、これの ON/OFF によってどう変わるのかはわかりませんでした。Save Password これを ON にしておくことで、接続パスワードが iPhone 内に記憶されます。 32-bit Color mode VNC を 32 ビットカラー (フルカラー, True Color) で利用する場合に ON にします。
接続先が Mac OS X の画面共有である場合は、必ず ON にする必要があるようです。Mouse with offset 設定画面には In mouse move. display the cursor above the finger と書かれていますが、ON/OFF による違いが分かりませんでした。 Show warnings 警告メッセージを表示すかどうかを指定することができるようです。