葉山マリーナで離着岸セミナーに参加してみました。

船舶免許


何気なく取ったとはいえ、船舶免許を取ったからには何かの機会が訪れたときに船を操縦できるようになっておきたい気がして — そう思ってそれから幾度と操船セミナーで練習してきましたけれど。

それから D-marina と契約して船を借りて自分だけで海へ出てみるようにはなったものの、普通の航行であれば次第に慣れても、やっぱり着岸は思ったように船を操れない感じが気になっていました。特に着岸は、レンタル毎にせいぜい1回くらいしか練習する機会がないのもあって、じっくり練習できる機会がないかと探していたのですけれど、7月に入って葉山マリーナさんから「離着岸セミナー」が開催されるとの知らせが入り、ここぞとばかりに申し込んでみることにしました。

8月には初めて友人と海へ出る予定があったのもあって、その直前に練習しておけるタイミングなのも個人的には好都合です。

当日の天候

そうして訪れた に、葉山マリーナで離着岸セミナーを受けてきました。今回は13時からで、天気はとても良好でした。風向きは南なものの、ほどよい感じで、港内なら特には問題なさそうです。

実際の体感としては、海の上では風が涼しく感じられました。日差しも、帽子をかぶっていたとはいえ、そんなに強く感じることもなく、真夏としては快適に操船練習を行うことができたように感じます。

葉山マリーナの景色

この日は「海の日」でお休みだったこともあってなのか、これまでに訪れた葉山マリーナの中でいちばん、真夏っぽさを感じる景色が広がっていました。

景色がなんとなくキラキラしていて、いつもより人が多い印象、水着で過ごされている人たちも初めてここで見た気がします。先の海にはカヤックやパドルボート、水上オートバイまでいらしたりして、レジャーで賑わう景色が新鮮でした。

離着岸セミナー全般の印象

葉山マリーナに着いたら受付を済ませて、待合室で少し待っていて。そして予定の時刻をわずかに過ぎた頃合いに案内の人が訪れて、そこから桟橋の側へと移動しました。

池上先生

そして今までと違う桟橋の方へ向かいながら、今日に担当してくれる先生とお会いしました。今回の離着岸セミナーは、池上先生が担当です。

こちらの先生は、以前に参加した ナイト操船セミナー でお世話になっていた先生で、ゆったりとした空気感の中にもさりげなくとても着実丁寧に導いてくれるように教えてくれる、絶妙なバランス感覚を持った先生のように感じます。おかげさまで今回も、必要以上に力むことなくしっかりと着岸練習を重ねることができました。

そんな池上先生は、以前にナイト操船セミナーでお会いしたことをなんとなく覚えてくださっていたようで、かなり前のことだったと思うのに、感心させられるばかりです。教習でお世話になった吉村先生もそうでしたし、わずかな時間にお会いしただけにも関わらず印象に留めてくださってらしたりして、教える者としての素敵な在り方に感じられました。

東京オリンピックの気配

それと、東京オリンピック開催間近だったのもあって、選手な人たちが葉山マリーナの桟橋を利用されていたのも心に残る景色のひとつでした。

船がとっても良かった

そして今回、とても印象に残ったのが、使わせてもらった船の乗りやすさでした。

電子制御のリモコンレバーが操作しやすくて、離着岸で後進したいとき、前進したいときなどに、思ったように操作できる感じがします。船のデッキも無駄なもののない洗練された印象で、広く伸びやかで開放感のある、今まで乗った船でいちばん気持ちの良い船だったように感じます。

そんな船は、池上先生が運営されている遊漁船サービス UNLIMITED でも利用されている船の様子で、調べてみると SUZUKI X24 という船のように窺えました。

クーラーボックス

そんな船には大型のクーラーボックスが備え付けられていて、それを使わせてくださったのですけれど、8月間近の日照りの日にもかかわらず、敷き詰められた氷の上に入れておいた飲み物がずっとしっかり冷えていたのが素晴らしかったです。

こういうしっかりとしたクーラーボックスを使うのは初めてだったのですけれど、その威力がすっかり感動してしまい、この日の体験をきっかけに後日、さっそくクーラーボックスを購入してしまうほどの気に入りようです。

駐車場について

今回も駐車場は、葉山マリーナの駐車場を利用させていただきました。今回の離着岸セミナーも駐車料金サービスの対象で、こうして間近の駐車場に車を停めておけるのは嬉しいところでした。

駐車場も広くて、新型コロナの影響で自粛ムードもあるとはいえ、今回のような祝日であっても余裕を持って停められるのも助かるところです。レンタルボートを借りるときにも思いますけれど、船に乗るときは何かと荷物が多くなりがちだったりするので、こうして駐車場が近くて追加料金なしで借りられるかどうかはマリーナを選ぶ上で無視できない要素になるように感じるこの頃でした。

離着岸セミナー開始

船に乗り込み、腰巻式のライフジャケットを貸してもらって装着をして。そしてそこから、葉山マリーナの港内から出ることなく3時間、ずっと離着岸の練習を繰り返しました。

離着岸

まずは池上先生がお手本を見せてくださって、そしてさっそく練習開始となりました。自分を含めた合計3名、何回かずつ順番に離着岸練習を進めていきます。

実際に船を動かしながら、その都度の様子に即したポイントを教えていただきながら、3名で徹底的に3時間、たっぷりと練習することができました。状況に応じて操作方法を変えて桟橋にアプローチする方法を教えてもらえて、今回の練習でだいぶ上達できたような気がします。

これまでに体験してきた着岸練習は、自分の技量不足が影響しているのも多々あるとは思うのですけれど、桟橋へ1つのアプローチに対して「成功」か「失敗」かみたいになりがちだったように感じるので、今回のように特に自由に、そして状況に応じて「成功」を目指していく感じの体験は、それなりに練習回数を重ねてきた今の自分にとって、ちょうど合っているように感じられました。操縦自体にはだいぶ余裕を持てるようになっていたおかげで、なおさら "着岸" に意識を向けられたように思います。

上達を実感

最初は上手くいったり、いかなかったり。そうしながらも先生に指示をさえしてもらえれば、しっかりと操縦できるくらいまでには上達していた感じがします。

ただ、自分だけの考えで着岸するときは、どう操船したらいいかまだわからないときが合って、そうなるとすぐに崩れて上手く行かなくなったりする感じでした。それでも、先生が着岸操縦の中で気がつくことがあったりすれば、ひと段落したタイミングで個別に丁寧に指導してくださったりして、最後の方には自分なりに調整して桟橋に良い感じにつけられるようになりました。

後日には、実際にレンタルボートで着岸する機会が巡りましたけれど、そのときにも、ばっちりとまではいかなかったながらも、これまでよりは明らかにイメージを作って着岸に臨めたように思います。

余裕が出てきた印象

操船すること自体には妙な焦りがなくなった感じで、着岸することに真っ直ぐ意識を向けられたこと、それを実感できたのが、今回の着岸練習で手応えに感じた事柄でした。

自信がないことについても、自分なりに考えて操船を試みることもできるようになってきていて、それを生かして今回は、他の船が出入りしているときなどの待ち時間とかでも意識して船を自主的に操縦して、よさそうな場所で待機するのを練習してみたりして。そんなふうにして、先生がいれば変なところに船がいったとしても正してくれるだろうという安心感も味方にできた印象でした。

しっかり場所を狙う練習

桟橋へ寄せるだけでなく、着ける場所をしっかり狙う練習も行いました。自分は最初、桟橋に寄せることは良い感じにできても、イメージしていた場所とは離れてしまって、どうしたらいいか先生に訪ねながら練習を重ねていきました。

ゆっくり侵入していき、ある程度の行き足がついたらニュートラルで接近。もうちょっと進みたいみたいになったらリモコンレバーを前進に入れてすぐに戻す、そうやって行き足を足していくような感じにして。桟橋にアプローチするときは、距離があるうちは理想の角度で進入できるように穏やかに操船、ハンドルを回し過ぎないようにして進んで、少し曲がりたくなったときにはハンドルをいくらか切ってからスロットルレバーを入れて、すぐに戻して。そうして角度をつけたら再び進入していく。そして最後、桟橋に船を横につけるときにしっかりハンドルを回して…みたいな感じで。

右舷着岸を練習した後は左舷着岸も行って、潮の流れで船の流れも変わること、それが着岸捜査に影響してくることを教えてもらったりしながら、良い感じに練習を重ねていきました。

係船練習

着岸練習を重ねたところで、着岸だけでなくロープで係船するところまでを通しで行う練習もありました。

ひとりで船に乗るようになったら桟橋に寄せるだけでなく降りて船を繋ぎ止めるところまで必要でしょう!ということで、どきどきしながら船を寄せたら、不慣れなロープを持って急いで降りて、あたふたとしながらクリートに結びつけるという、運動会みたいで楽しい練習でした。

自分は着岸操作にはだいぶ慣れてきたところだったので、良い感じに係留自体の練習に専念することができました。そうして思うこととしては、慣れない係船作業はなかなか注意が行き届かないということ。片側のロープをとってもう一方へと歩いているときに、持っていたロープが途中のフェンダーに絡まっているを教えてもらってやっと気づけたりしたことが、なかなか貴重な体験でした。

降りてからロープを取って係留する練習

今回の係留は、教習で体験した「ロープを持って降りる」ではなく、桟橋から手を伸ばしやすい 舷墻(げんしょう) (ブルワーク)あたりにロープを束ねておいて「船を降りてからロープを取る」という方法で練習できたのも良い感じでした。いろんなやり方があるのは当たり前のことなのでしょうけれど、まだ教習で習ったことが全てな身としては、こういう下船のしかたもあると知れて、視野が広がる心地がしました。

桟橋に寄せていって、余裕を持って並行になるように操船したら、桟橋に着く前からリモコンレバーを中立にして、程よい距離まで船が桟橋に寄っていくのを待って。程良い距離まで惰性で流れていったら桟橋に降りて、船の前後に置いておいたロープを取って、係留へ。今回は船尾側から係留をして、それから船首側を後ろ側のロープの張り具合を見ながら、程良く余裕があるくらいに調整していく感じで行いました。

状況に応じて係留の仕方を変えてみると良いかも知れない

そんな感じにして今回は波風も穏やかで心配なく係留できましたけれど、ロープを持っていないとなると、いざというときにどうにもならなくなりそうなので、風や波などが強いときには状況をよく見て対応する注意は必要そうです。

着岸練習を終えての印象

今回の着岸練習を終えてみて、操船経験もそれなりに重ねた上での離着岸練習だったおかげで、今までの離着岸練習では気づけなかったことを意識できて、上達の実感が湧いた良い機会になった印象です。先生の教え方も自分の身丈にぴったりで、いろんなやり方のアドバイスをもらえたことも、そんな実感に繋がる嬉しい体験でした。

そしてそんな練習を通して、自分にまだ足りなさそうなところもいくつか見えてきました。

離岸の操船

今回の練習では着岸に焦点が絞られていた印象で、離岸についてはあまりじっくりと取り組まなかった感じがします。着岸をして、いざ岸を離れるとなったとき、どうやったらうまく岸壁から離れられるのか、その辺りはまだ掴めていない印象が残ります。

要は岸に迫ったときの操船のしかたがまだわかっていない感じで、たとえば今回の練習の中で、先生が係留準備をするからと船の操船を任された場面があったのですけれど、そのときに船が徐々に護岸に寄っていって、そこからどう操縦したら良い感じに船を離せるのか判断できませんでした。

今までに教えてもらった記憶を手繰ると、ハンドルを護岸側に切って前進すると船尾が離れていってくれるみたいな記憶が蘇ってきたりはしましたけれど、いざそれを試してみるにはぶつかりそうで、何も手を打たないままいろいろ思考を巡らせていたら壁がさらに迫ってきて、先生に助けを求めてみたり。先生はまったく落ち着いているもので、普通に後進して壁からゆっくり船を話してらっしゃいました。

練習終了

そんな感じでさすがは3時間の離着岸練習、最後にはみんなそれなりに様になって、着岸操作を行えるようになっていました。

先生も終始楽しそうな様子でしたし、みんな最初から不思議と自然に和んで、とても楽しく練習を行うことができました。今回の先生は操船する人の判断を大切にしながらサポートしてくれるスタイルだったので、操船体験を重ねてきた自分にちょうどいい感じ、逆にもしかして免許を取って間もないほかのみんなにとっては難しいのではないかと思ったりしつつも、そんな中でも特にもうひと方、上手に着岸をこなす人がいらして、自分が免許を取って間もない頃にはそんなに操縦できなかったと思い返して、とても感心させられました。

船もとても運転しやすくて練習しやすかったですし、参加されていたみんなと馴染む居心地の良さみたいなものを感じたりしながら、とても楽しい離着岸練習になりました。


そんな感じで今回は以上となりますけれど、これまでの免許を取得するまでの経緯や、これからの操船体験などは順を追って以下に記していくので、興味のある事柄があったらそちらも眺めてみてください。