船舶免許教習所への受講申込から事前学習まで。

船舶免許

思い立って一級小型船舶免許を取得してみたので、そのうちの登録教習所への申し込みから、そこに通う前までに予習してみた体験についてを記しておきます。


思い立って、小型船舶操縦士免許を取得してみることにしました。 その経緯や周辺的な予備知識については こちら に記しましたけれど、 今回はそれから登録教習所に申し込みをして、ひとまず当日を迎える前までの綴っていこうと思います。

ちなみに動機は前にもお話したように「なんとなくボート免許を取りたくなった」だけなので、そこから具体的に どこで何をすれば良いかを調べていく中で、いろいろ迷うところがありましたけれど、 最終的には 「マリンライセンスロイヤル」 という登録教習所で「一級小型船舶操縦士」を取得することになりました。

登録教習所に予約するまで

まず、自分は登録教習所で受講することにしたので、そのあたりから綴っていきます。

免許は誰でも取れるらしい

そもそものいちばん大事なことは、自分のような普通の人が船の免許を取得することができるのかというところでしたけれど、 インターネットで調べてみると、その疑問はすぐに払拭されました。

結論としては、誰でも手軽に、現実的な料金で、短期間で、船の免許を取得することができます。 年齢は基本的に 18 歳以上、取得費用は数万円から高くて 15 万円ほど、期間も標準設定では 2 日から 4 日間くらいの様子です。 免許取得の実技を行う場所も日本各地に点在していて、自分は神奈川県の内陸に住んでいるのですけれど、 車で 30 分ほどの横浜港のあたりでも実技を行える様子でした。 その上、免許の試験はほとんどの人が受かるという噂までもが届いてきました。

そんな感じで、少なくとも 2020 年現在では、船の免許を取ること自体のハードルはそうとう低い印象でした。

免許は一級小型船舶免許を

それならばともう少し詳しく調べを進めていくと、ひと口に「ボート免許」と言っても、 その中で種類が「一級」「二級」と「特殊」の 3 つに分類されていることを知ります。

そうのうちの「特殊」は水上オートバイに乗るための免許で、それには関心がないので今回は無視して、 残る「一級」と「二級」のどちらが良いかで迷います。 この 2 つの差は、免許的には運転できる海域が「海岸から 5 海里 (9.26 km) までか、それ以上か」だけで、 それ以外に大きな違いはないため、単に印象だけでの考えですけれど、どうせなら制限なく航行できる「一級」に気持ちが傾きます。

免許以外のところでは、たとえば登録教習所での受講料金では「一級」の方が 2 万円くらい高くなるのと、 日程が「二級」の倍の 4 日間になることが挙げられました。 値段の差についてはこの際そこまで大きく違わないような印象で、日程の差は人に依ると思うのですけれど、 幸い自分は都合に融通がつく感じだったのでこちらも問題なさそうでした。 身に付ける内容の差については「二級」より「一級」の方が多くの知識を求められて、 海図や動力機関の知識、気象や荒天航法といった難しそうな学科知識が追加で必要となります。

船やそもそも海についてほとんど未知な自分にとって、こんなに難しそうなことを身につけている 余裕があるのか不安でしたけれど、船を運転するとしたら身に付けておくべき基礎知識のようにも 思えたため、今回は「一級」の受講をしようと考えました。

登録教習所での取得に決定

そうなると次は「どうやって取得するか」ですけれど、 検索して初めて見つかったのは「登録教習所」と呼ばれる、国家試験免除の学校に通って取得する方法でした。

登録教習所の特徴としては、受かるようにピンポイントで指導してくれて、学科も実技も習ったその場で すぐに終了審査をしてくれるとのこと、特に実技試験については、練習で使った船でそのまま終了審査を受けられるので、 習った通りの感触・場所・海の天候状態をそのまま引き継げるのが大きなメリットの様子でした。確かにこれは大きな魅力に感じます。

欠点としては料金が高いというところで、登録教習所だと他にも国家試験が免除にならないスクールがあるらしく、こちらだと 教習料金が数万円とかの規模で安く済ませられるらしい話を聞いたのですけど、いまいち上手く見つけることができませんでした。 ただ、値段の差を思えば、国家試験を受ける手間や、失格したときの再受験の費用がかかる可能性を考えると、 海について右も左も分からない自分にとってはそぐわなそうでやめておくことにしました。

もうひとつ気になったのは「独学」に依る方法で、こちらは自分で勉強していきなり国家試験を受ける方法です。 こちらだと 4 万円くらいで取得できる様子で、しかも船にまったく触れたことのない人であっても国家試験に合格することは 十分可能なのだとか。そう聞いてけっこう迷いはしたのですけれど、操船はやっぱり自信が持てなくて、 動画とかを眺めてみても特に「着岸」ができる気はしませんでした。

そんな感じだったのと、ただでさえ不安に感じる海なので、 ひとまずは値段を抑えることよりもちゃんと教習所で教わろうという結論に自分は至りました。

取得はマリンライセンスロイヤルで

そうと決まれば「どの登録教習所で受講するか」ですけれど、自分はけっこうすぐに 「マリンライセンスロイヤル」 に決定しました。

インターネットで探してみると、登録教習所はけっこうたくさん出てくるのですけれど、その中でも「わかりやすく感じた」ことが マリンライセンスロイヤルを選ぶ決定打でした。なんか、ホームページの説明が、右も左も分からない自分でも把握できるように 要所が詳細に不足なく書かれている感じがしたのですよね。そして料金も、事前に調べた相場に近くて、それより少し安く感じる程度 だったところも、自分的には安心感につながりました。

問い合わせにも丁寧な対応で安心感

申し込みはホームページから行えるようになっていたのですけれど、いきなり申し込むには勇気が持てなかったので、電話でもう少し詳しく 話を聞かせてもらうことにしたのですけれど、横浜事務所の徳永さんでしたか、お名前を忘れてしまったのですけど、 とても丁寧に対応してくださって、おかげさまで無事に申し込むに到ることができました。

電話口で手際良くかつ丁寧に、最寄りの教習場所を教えてくれたり、いちばん安いキャンペーン価格の日取りを提案してくれたり、 投げかけた疑問にも的確に細かく教えてくれて、安心感が大きかったです。

費用について

そんな問い合わせの中で教えていただいたことですけれど、必要になる料金は教習料金のほかに「身体検査の証明書費用」と「住民票の取得費用」が 各自で必要になるとのことでした。テキストや試験の費用は教習料金に含まれるとのことです。学科試験の試験問題集は貸出になるとのことでした。

なお、ここに記載したお話はあくまでも 2020 年 6 月 3 日に問い合わせたときのお話なので、 正確な情報は各自でマリンライセンスロイヤルに問い合わせてみてください。

教習について

教習を受講するにあたっては、まったくの素人でも問題はないとのことでした。 教習の中でしっかり学習するので、予習の必要もないとのことです。

教習の順序は最初の 2 日間で二級の範囲を学習し、残りの 1 日で一級の範囲を学習することになるようです。それに加えて 1 日で操船の実技を行います。 コースによって 4 日間連続のものと、2 週に分けて 2 日間ずつのものとがあったのですけれど、 週を隔てれば復習の時間が取れるとはいえ連日でも合格率に影響するほどではないとのことでした。

予習は不要とのこと

先ほどにも書きましたけれど、予習はしなくて大丈夫とさらりと言えてしまうところがとても印象に残りました。 事前にいろいろインターネットで調べる感じでは予習しないのは不安に思えるくらいの学習量に感じていたのですけれど、 そう言われると自分でも大丈夫な予感がしてきます。

キャンセル待ちのコースについて

ところで、ホームページには「満席(キャンセル待ち)」として、申し込みできるコースもありました。 空きのあるコースだと 1ヶ月以上も先の日程になってしまって、受講するなら熱量の高いうちに受けたい気分な自分としては、 近い日程のキャンセル待ちでも受講できるものなのか気になって尋ねてみたのですけれど、 オススメとしては 1ヶ月くらい先のものが良いようです。

というのも、受講に必要な身体検査証を取得するには、どこかの病院で書いてもらう必要があるのですけれど、 事前に予約で日数がかかるのだそうです。そのため、特に急がなければいけない理由がなければ 慌てずに空いているコースを予約するのが良いとのことでしたので、そのようにすることにしました。

申し込みの流れ

申し込みの流れとしては、ホームページ上で目的のコースを申し込むと、 後日に書類が送られてくるので、あとはその書類にしたがって手続きを進めれば大丈夫とのことです。 身体検査の進め方についても書類の中に含まれているとのことで、申し込んだらまずは書類を待てば良さそうです。

マリンライセンスロイヤルでの受講前に行ったこと

そんな感じで無事に申し込みに至ったので、ここではそれから当日を迎えるまでにやったことを 記していきます。

入学申込書の到着

ホームページ上で申し込みをしたのが 2020 年 6 月 3 日、それから数日ほどで「入学申込書」を含む、 受講票や講習受講上の注意などのさまざまな書類が送られてきました。

ご予約確認書で申し込み内容に間違いないことを確認し、他の書類で書面での正式な申し込み方法を確認しておきます。 今回は受講日程が 2020 年 7 月 4 日からの 4 日間、その受講開始の 1 週間前を目安に入金を済ませて提出書類を 送付すれば良いとのことでした。 免許証は受講後から 3 〜 4 週間で届くとのことです。

身体検査の証明書を取得

送られてきた書類の中には「小型船舶操縦士身体検査証明書」の様式も含まれていて、 これを歯科以外の病院で書いてもらう必要があるとのことです。

事前に電話で問い合わせたときに日数がかかると教えてもらっていたものなので、さっそく近場の病院に問い合わせてみると、 今は特に新型コロナウイルスの影響もあって受診人数に制限を設けているとのことで、今回予約できる日は 6 月 26 日の午前中になるとのことでした。 その日だと書類提出期限のぎりぎりなので、マリンライセンスロイヤルさんに相談をしてみたのですけれど、受診して身体検査証明書を受け取ってから その他の全ての書類と合わせて送ってもらえれば大丈夫なようにして頂けました。

眼科で受診することに

この身体検査証明書を取得するにあたって、自分はマリンライセンスロイヤルさんから各種書類と一緒に同封されていた「小型船舶操縦士身体検査の受信が可能な病院リスト」に記載されていたすぐ近くの病院で受診することにしましたけれど、基本的には歯科以外ならどこでも大丈夫なようです。

取得にかかる費用も病院によってさまざまらしく、3,000 円弱で済むところもあれば、5,000 円とか、もっと高いところもあるようです。 ちなみに自分は最寄り駅の眼科で受診したのですけれど、検査料金も含めて 8,640 円でした。

そんな受診の中で、予約時には「目の検査も入れておきますねー」と言われてお願いしたのですけれど、 当日に助手さんに視野検査などなどさまざまな目に関する検査を行ってもらった後でお医者さんの診断を頂くときに「今回の検査は、船舶免許のためにしておいた感じですか?」みたいに聞かれて、もしかしてそこまで精密な検査は必要なかったのかなとも思ってみたり。 もしかすると相談すれば検査を控えめにして料金を抑えることとかできたのかもしれません。 なんにしても、視力や視野など全て正常で、緑内障の兆候もみられず、小型船舶を操縦する上で問題なしとの診断でした。

診断を終えたらそのまま診察室で待っていると、先生に手渡しておいた「小型船舶操縦士身体検査証明書」の様式とそれに添付する「証明写真」を使って、 完成された身体検査証明書を、即日に受け取ることができました。

入学申込書の送付

そうして「小型船舶操縦士身体検査証明書」を受け取れたので、速やかに他の書類とセットにしてマリンライセンスロイヤルさんへ郵送しました。 必要な書類は同封されていたチェックリストの通りですけれど、今回の自分の場合は次のようになりました。

住民票は、今はマイナンバーカードを使うとコンビニで発行できて便利でした。 証明写真も最寄り駅に撮影機があったので簡単に取り揃えることができました。 受講料払込受領証のコピーは、今回はインターネットバンキングで払込をしたので、 その完了通知の画面を印刷したものを同封しました。

不安なので予習しておくことに

さて、そんな感じで申し込みに関する手続きは終わるのですけれど、今回の自分の場合は ホームページ上での申し込みから受講開始までに 1ヶ月の期間がありました。 事前の問い合わせでは予習は必要ないと教えてもらっていましたけれど、あまりに自分が船に無知すぎて 免許を取れるか不安だったので、事前に予習をしておくことにしました。

学科の学習

学科の予習をするにあたって、まず迷ったのが「テキストをどうするか」でした。

小型船舶操縦免許の国家試験を受けるにあたって、学科教本としては二級では 「小型船舶操縦士 学科教本 I」 を、一級ではそれに加えて 「小型船舶操縦士 学科教本 II」 を使うことになります。 マリンライセンスロイヤルさんではこれらの教本の料金も受講料に含まれているのですけれど、事前には手元に届かない様子なので、 今ここで買ってしまうと二重になってしまいます。

書籍「いまから取るボート免許」

この際、それでも良いかとも思ったのですけれど、せっかくならテキストとは違う本を購入しようと思い、 読みやすそうで評判も良かった 「いまから取る ボート免許 2017-2018」 という本を購入してみることにしました。

こちらの本は、小型船舶の免許を取得するためのガイドブックで、読んでみると受験のためというよりは、船の免許の概要から取得までの 要点を整理して紹介してくれる本の印象でした。船舶免許の種類などをわかりやすく解説してくれたのち、どのような免許の取り方があるのか、 そして学科と実技で習うことについての解説と、国家試験の問題集とで構成されています。

とても読みやすくて、船について何も知らない自分にとっては情報の宝庫だったのですけれど、 明らかにこれだけでは学科や実技の情報が足りないことが分かります。 問題集を解いてみると明らかに知らない問題があって、他の何かで学習しないといけないことが実感できました。 そんな感じではありましたけれど、省き方も潔く、ボート免許についてテンポよく紹介がされていくので、雰囲気を知る上で最初に手にとって良かったと感じる本でした。

いちばんのオススメは、藤田海事代理士さんのサイト

先の書籍では足りない部分をインターネットで勉強できるサイトはないかと探してみると、とても良いサイトが見つかりました。 それがこちらの 「小型船舶操縦士免許取得の無料講座へようこそ! 藤田海事代理士 北海道札幌市」 のサイトです。

こちらでは「一級」の内容も「二級」の内容も、幅広く丁寧に紹介・解説がされていて、 自分はほとんどの学科学習を、こちらのサイトを何回も読み返して学習しました。 普通の解説なのですけれど、ひととおり読むだけでも不思議と頭に残って覚えやすい印象で、文の人柄との相性が良かったのかもしれません。

足りない情報を他のサイトで補いながら

そうやって学習していく中でも、やはりもう少し詳しく知りたい項も出てきたりします。 そういうときには、そのキーワードを使ってインターネットでピンポイントに調べて学習していきました。 その中でも特に心に残ったものをいくつか紹介しておきます。

まず、船の各部名称が、藤田海事代理士さんのサイトだけでは不安だったので、 そちらについて調べてみたところ、広島観音マリーナさんの 「ボート各部の名称と役割」 がとても学習になりました。 それでも船体の名称は多岐にわたって、同じ部位でも微妙に呼び名が違ったりする様子で、学科の学習を進めると 知らない言葉が出てきたりしたので、その都度いろいろなサイトで確認したりしてました。 ヤマハ発動機さんの 「船外機ボート出航前点検」 あたりも、点検のページではありますけれど、細かな部位の名称が出てきたりして、とても参考になりました。

荒天航法についても不安を覚えるところでしたので、こちらはヤマハ発動機さんの 「天候予測と天候が急変した時の対応」 で詳しく学習しました。 とても丁寧なイラスト付きで解説されているので、船からの海の景色を想像できなくても、怖さとかがしっかり伝わってきて素晴らしかったです。

練習問題はおおよそ解けるようになった

ここまでの学習で、最初に購入した書籍 「いまから取る ボート免許 2017-2018」 に 収録されていた「学科試験問題集」は、十分に解けるくらいになっていました。 わからない問題が出てきたら、それをインターネットで調べるみたいな感じでさらに学習を進めていったら、 それくらいで登録教習所で受講する前の段階で既に「学科試験は大丈夫そう」と思えるくらいになりました。

海図学習のオススメは、初心者のための海図教室

小型船舶免許の「一級」を受験するにあたっては、海図問題もひとつのハードルが高いところになると思うのですけれど、 こちらについては書籍 「初心者のための海図教室」 が極めて参考になりました。

この本は、自分のように一級小型船舶免許を取得しようと思った人が、免許を取得するために初めて海図に触れるのを 想定した内容になっている印象で、海図とは何かというそもそものお話から、国家試験の海図問題を解くのに必要な知識が、 無理なくしっかりと身に付く構成になっていました。

この本を最初からひととおり、解説に沿って問題を解いていくだけで、国家試験の海図問題はほとんど不安ない感じになったので、 予習をするならこの 1 冊さえあれば全く心配なさそうです。

コンパスとディバイダー、三角定規の用意について

ちなみに海図問題を解くのに必要なコンパスとディバイダーと三角定規は、マリンライセンスロイヤルさんから送られてきた書類には「当日に貸出」とあったので、受講する上では必要ない様子 だったのですけれど、それらをなしで予習をするわけにもいかなかったことと、免許が取れたら必要になることもあるかもしれないと思って、 別途購入しておくことにしました。購入したものは 「シンワ測定の 115mm ディバイダー」「シンワ測定の 155mm 製図用コンパス」 と、三角定規は 「シンワ測定のアクリル方眼目盛り付き 30cm 三角定規 を購入してみました。

実際に使ってみた印象としては、コンパスは芯をカッターで削って使うものらしく、そうしてあげたら良い感じで、大きさも小型船舶操縦士の試験問題を特にはちょうど良くて良好でした。 ディバイダーについても同じように良いサイズ感で、先端もしっかり尖っていて扱いやすい印象です。 三角定規は大きくて机の上での取り回しが少ししにくい印象でしたけれど、マリンライセンスロイヤルさんが貸し出していた三角定規も同じ大きさだったので、試験問題を特にあたってはちょうど良いサイズな気がします。 ただ、方眼目盛り付きのものを購入したのですけれど、目盛りが海図周囲の記載を読みづらくする印象だったので、 もしかすると横線が 1 本入った程度のものの方が扱いやすかったかもしれません。ちなみにマリンライセンスロイヤルさんで借りた三角定規は横線の入っていないものだったのですけれど、それでも海図問題を解きにくくなる感じはしなかったので、そういうものでも大丈夫そうです。

天気図の学習をしようと思って購入した本

ところで、学科の学習をしていく中で「天気図」が難しく感じられたので、 それについて学習できる本がないかと探して、次の本が良さそうに思えて購入してみたのですけれど、 読んでみると船舶免許の取得には必要なさそうでした。

この本は 「航海のための天気予報利用学」 というもの だったのですけれど、こちらの本は学科学習向きではなくて、 それより先の、船舶免許を取得した後に実際に自分で船を運転するときに役立ちそうな印象でした。 座学とは一味違う著者の経験がふんだんに詰まった読みやすい本で、 出航するにあたって天気を見るのに役立ちそうな印象なので、 試験のための学習が落ち着いてからゆっくり読むのが良さそうです。

実技の学習

実技についても、可能な範囲で予習をしておきます。 実際に船を操縦できる機会があれば良いのですけれど、なかなかそうはいかないので、 主な情報源は動画になりました。インターネットでの受験体験談も参考になった印象です。

書籍「いまから取るボート免許」

実技の学習でも、初めて購入した 「いまから取る ボート免許 2017-2018」 という本が とても役に立ちました。

この本には実技の映像が DVD で収録されているのですけれど、こちらも学科と同じように "これだけでは情報が足りない" 感ははっきり伝わってくるのですけれど、 逆にそれが明確にわかる潔さで過信することもない点が上手な仕上がりに感じます。 それでいて内容もぜんぜん無駄な感じはしなくて、予習の中で見てきたどの動画よりも品質が良くて、動作の手際も良く、そしてテンポよく 実技試験の内容が紹介されていくのが印象的でした。 一連の流れをコンパクトに、はっきりとした映像で、リズムの良いしっかりと歯切れの良い発声で展開していくものだから、 他の動画を見る上でもこちらの映像の雰囲気を「模範演技」としてイメージを膨らませながら他の動画を眺めていました。

いちばんのオススメは、堀越学園チャンネル

そんな書籍に付録の DVD で足りない部分を補おうと YouTube で動画を探してみたところ、 真っ先に見つかったのが 「堀越学園チャンネル」 という動画チャンネルでした。

こちらのチャンネルはコンセプトに「船舶免許を独学でとろう」を掲げられていて、 実技試験の様子の他にも、要所にフォーカスを当てて解説されていたり、学科学習のポイントなど幅広く紹介されていて、 船舶免許を登録教習所で受講しようとする自分にとっても嬉しい動画が目白押しでした。 この動画を何度も見れば、確かに「独学でも実技試験に合格できるかも⋯?」という気もしてはくるのですけれど、 機械操作がそれほど得意ではない意識が強い身としてはやっぱり実際に行動するまでの自信までは持てませんでした。 ただ、免許を取得してみての感想としては、こちらの動画を見ながらイメージで練習しておくだけでも大丈夫そうで、 必要なのは、いきなり船のハンドルを握る度胸と、そういう人でも堂々と国家試験を受けても受け入れてもらえる という気持ち次第なのかもしれません。

そんな感じで、自分は登録教習所での実技講習に焦点を当てて、次の動画を重点的に眺めていました。 その中で特に「着岸」と「人命救助」が難しそうに感じて、何度も何度も動画を見返してました。

別の動画でも学習してみる

実技については基本的には堀越学園チャンネルさんを観ておけば大丈夫そうな印象でしたけれど、 それでも知らないことがまだあるかわからなかったのと、最初に買った本の付録 DVD とは操船の印象が違って見えたこともあって、 他の動画も眺めてみることにしました。

その中でも特に何度も眺めたのが、いかにも教習の現場を忠実に再現していそうな雰囲気の映像が親しみやすい印象の ビデオメッセージ VIDEOMESSAGE さんの 次の動画シリーズでした。

順を追って丁寧に、見るからに動作を省略することなく網羅して収録されている印象がして、安心感の大きい動画たちでした。 こちらのチャンネルはこれらの実技に関する動画だけでなく、学科についても丁寧に取り揃えられているので、動画でじっくり 学習したい人には見応えがあって良い印象です。

あとは当日を迎えるばかり

そんな感じで学習をして、実技に関してもおおよその雰囲気を事前に掴むことができました。 操船について自信のつくところもありましたけれど、やってみないとわからないと感じるところも見えてきて、 自分的には登録教習所を申し込んでおいて良かったような気がします。 ロープワークのような家でも練習しておけるものは、動画を見ながら手元にあった太めの紐で何度も練習したらおおよそ身につきました。

なんにしてもそんな感じで、どこに重点を置いて教習を受ければいいかが解ったのは大きな印象でした。

独学で受験する場合

そんな感じで予習をしてみて感じたこととして、 たしかに独学でいきなり国家試験を受験するのも不可能ではないのかなという印象でした。

そう思うのは「試験はほとんどの人が受かるらしい」という 2020 年現在の状況限定での話なのですけれど、 実技については登録教習所でも「とりあえず操船を体験する」程度の時間しか教わらないため、 いきなり操船するよりは気持ち的に安心なくらいで、操船については覚束ないままです。 実際に受講してみて特に難しいと感じたのは「リモコンレバー操作の感覚」で、 ある程度のところまでレバーを傾けると急にエンジンの回転数が変化し出して、 それがちょっとの動かし加減で大きく変化する印象でした。 そのため、リモコンレバーを動かすと思った以上にエンジン音が変化するものだから 慌てて戻して戻しすぎるみたいな、初心者感いっぱいのぎこちない操作になりがちでした。 そういうときに落ち着いて対応できる性格の人であれば、 初めての操作でも問題なく実技試験をこなせそうな印象です。 ハンドル操作も、舵を切りすぎてあっちへ行ったりこっちへ行ったりみたいなことになりましたけれど、 それなりに変な方向へは進んでも、そこまで深刻に変な方向へ行くみたいなことはなかったです。 そもそもハンドルをまっすぐにしていても、あちらこちらへ流されていくので、 経験の浅い運転手であればこんなものなのでしょうという感じで操船できそうです。

独学での学科受験については、予習をする中でも手応えを感じたように、 インターネットで見つけた学習サイトだけでも合格するのに十分な知識を得られる印象で、不安を感じないところまで 独学で学ぶことができました。

なお、独学での受験についてもそうですし、実際の操船などのイメージを膨らませるのには、 RightDice.com さんの 2級船舶免許取得記~その1(準備編) みたいな 船舶免許の取得体験記がとても役に立ちました。こういったページに目を通しておくのも、 事前学習する上で大きな助けになりそうです。

まとめ

このような感じで、登録教習所に申し込むところから、教習が始まる手前の予習をしてみたところのお話までを追記してみました。 その他の教習所に通ってみて教わったことや、その後の操船体験などの感想は、順を追って記していきますね。

  1. 船を運転するにはどうしたらいいか、調べてみました。
  2. 船舶免許教習所への受講申込から事前学習まで。(このページ)
  3. 一級船舶免許の教習にあたって用意した服装や持ち物について。
  4. マリンライセンスロイヤルで一級小型船舶免許の教習を受けてきました。
  5. 天候不良で中止になっていた実技教習を受け終わり、無事に一級小型船舶免許を取得しました。
  6. 特殊小型船舶免許を取得することになったので、服装や持ち物などの事前準備をしてみました。
  7. マリンライセンスロイヤルで特殊小型船舶免許の教習を受けてきました。
  8. レンタルボートクラブ Sea-Style の体験試乗会に参加してみました。